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本日のお薦め:「楽園通信社綺談 ビブリオテーク・リヴ」

 佐藤明機先生によるかの名作「楽園通信社綺談」と「ビブリオテーク・リヴ」が1冊に合本され、駒草出版よりまさかの復刻。

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 最初に刊行されてから約20年、これまでも幾度か出版社を変えつつ再版されてるが、それは逆に未だに根強い人気がある証拠でもあったり。

 実際に佐藤明機先生の描くこの独特の世界観は、波長さえ合えば 脳の随までドハマリしてしまう濃密な中毒性 で満たされており、私はしっかり重度の中毒者となった。

 だからこうして再販される度に買い直してるわけで(笑)

これまで未収録の作品に加え、まさかの「ビブリオテーク・リヴ」新作も収録

 20年の時を越えまさか2015年の今になって、短編とはいえビブリオテーク・リヴの新作が拝めるとか夢にも思わなかった……
 さすがに時間が相当経っているので当時とはキャラの性格付けが微妙に異なっているというのは作者も言及していたけれど、それよりも強烈に感じたのは

 絵柄の変遷の凄まじさ

 まぁこれも長期に亘り絵を描き続けている人間の宿命か(笑)

 一緒に収録されているこれまでの単行本には未収録の作品群と比べると、さらにその絵柄の変遷に時代を感じてしまう……この絵柄を「懐かしい」と感じられるなら昭和の人間確定ですな(笑)

 この独特の世界観に魅せられた人はもちろん、新作掲載のため初期の頃から佐藤明機の作品を追い続けて既販本を持っている人にも、「楽園通信社綺談 ビブリオテーク・リヴ」、お薦めです!

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